肉が食べたい。好きなだけ食べたい。予算を気にせず心ゆくまで食べたい。
そうだ!バーベキューしよう!
そう思い立ったのが今年の夏の初めでした。しかし、これまでのBBQ経験は、手ぶらで行けるバーベキュー施設(デジQみたいな)や、ベテランさんが開催してくれた至れり尽くせりBBQ、もしくは業者に丸投げの団体様向けBBQのみの、完全な初心者。どのくらいお金や手間がかかるものなのか、まったくわかりませんでした。
それからBBQのイロハから必要な道具、便利な道具、でも低予算で・・・とインターネットで調べまくって道具を揃えてBBQデビューしたところ、とても簡単かつ快適にできたので、これからBBQを始めてみたいと思った方の参考になればいいなと思って紹介します。
我が家のBBQコンセプト
一番初めに、どんなBBQをしたいのか想像してみました。
- 炭火焼きのおいしいお肉が食べたい。
→カセットコンロではなくて、炭用のコンロを買う。 - ゆくゆくはキャンプでBBQしたいけど、最初はBBQに慣れるところから始めたい。
→キャンプでも使えるように、多少しっかりした設備を買う! - いろんなところにBBQに行きたい。
→場所によって設備が違うのでレンタル品に頼らない。 - 無料のBBQ場に行きたい。
→使い終わった炭は持ち帰れるようにする。 - 友達家族を1組は呼びたい。
→大人4人+幼児2~3人が食事できる規模を目指す。 - 移動手段は車。
→HONDA N-BOX に載せられるサイズを超えない。 - 洗い物は家に帰ってからまとめて食洗器でやりたい。
→食洗器対応の食器類を選ぶ。
最初はこのコンセプトを出すのに結構悩みました。家族のみで2~3回BBQができれば良いのであればBBQ設備が整っているところに遊びに行ったほうがお金がかからないし、BBQ設備がないところに行くなら使い捨てのBBQコンロも手軽で便利。でもそれって楽しいかなぁ?友達も呼べたほうが楽しいよねぇ。子供が何度も「BBQ行きたい!」って思えるくらい楽しいほうが良いよねぇ。何度もBBQするならどの程度の道具がいるのかな、車に載せられるのかな・・・と悶々とする日々。
理想と現実(費用とスペース)の折り合いをつけるのに、なかなか苦労しました。家でBBQするなら少しずつ道具を買って~ということもできますが、外でやるなら一気に買い揃えなければいけないので、買い物は一発勝負!できるだけ詳細までイメトレ(笑)をしてお買い物をしました。
設備投資(必要最低限)
BBQをするために最低限、必要な道具を挙げてみました。この項目の後で「消耗品」について記載していきます。
コンロ:クールステージテーブルトップグリル
2017年9月時点 \3,500前後
このコンロは焼き面のサイズが22.5×34.5cmで、よく売られているものより一回り小さいです。一般的なのは30×45cmくらいでしょうか。小さいですが、3人家族なら十分な大きさ、2家族で使うには少し小さくてのんびりおしゃべりしながら焼いてちょうど良いくらいです。
我が家はコールマンのアウトドア用テーブルにセットして使うので、足のない卓上タイプにしました。足つきのコンロを使うと、どうしても「焼く人」と「食べる人」の場所が分かれてしまうのが嫌で、みんなでテーブルを囲いながら焼けるスタイルにしました。
中のコンロの部分が外せるので、後片付けが楽で気に入っています。また焼き網は小さいので、こびりついた焦げを落としたあとで食洗器に入れて洗っています。
大人数で使うには焼き面が少し小さいので、もし次に買い替えるとしたら、足をつけたり外したりできる2wayタイプのこちらのコンロを買うかもしれません。
コールマン Coleman アウトドア キャンプ 用品 クールステージツーウェイグリル/レッド 170-9433
コンロ用アルミホイル:テントファクトリー BBQハイグレードアルミホイル(極厚) 7m TF-BAF0407
2017年9月時点 \550前後
普通のアルミホイルよりかなり分厚く、ゴワゴワと硬くてちょっと扱いづらい感じです。コンロの中にこのアルミホイルを敷いておくと、油や灰がコンロにこびりつかないので、後片付けがものすごく楽ちんです。今のところ、これを敷いてから3時間くらい炭を使い続けても、穴が開いたり破れたりしていません。
上記のコールマンのコンロの横幅とアルミホイルの幅がぴったりなので、無駄なく使うことができます。
後片付けはいつも、燃え残った炭を火消し缶に移したあと、アルミホイルを灰ごと丸めて小さくしてから、火消し缶に一緒に入れています。家に帰ってからアルミホイルをポイっと捨てて片付け完了。
チャッカマン:TOKAI CR チャッカマン スライドタッチ式
2017年9月時点 \550前後
言わずと知れたチャッカマン。やっぱり便利です。ライターでも火をつけることはできるけど、値段はたいして変わらない上、長いノズルがあるほうがピンポイントで着火しやすいし安全です。
100均にも似たような商品がありますが、使用感ってどうなんでしょうねぇ。
火起こし機:ホンマ製作所 火起こし達人 F-110
2017年9月時点 \1000前後
すごく簡単に炭火を起こせます。変に強調したいわけじゃないんですが、本当に、ものすごく簡単に火が起こせます。超おすすめ!
着火剤もうちわも使わずに、放置しているだけで火が付きます。我が家ではオガ備長炭という着火に時間がかかる炭を使っているのですが、10分くらい放置しているだけでしっかり炭に火がついてくれています。
他のメーカーの火起こし機より縦に長くて少し嵩張るんですが、長いからこそ煙突効果で空気がたくさん取り込めるようになっているんじゃないかと思います。
我が家の使い方
- 新聞紙半ページくらいをねじったものを火起こし機に入れる。
- 割り箸7、8本を半分に折って火起こし機に入れる。
- 炭を立てるように8分目まで火起こし機に入れる。
- 下の穴から新聞紙に着火する。
以上!
炭用トング:火起こし機の付属物を使用
2017年9月時点 \-
軍手:厚手のものなら何でもよいです
2017年9月時点 \200前後
クーラーボックス:キャプテンスタッグ シエロ クーラーボックス25 M−8177
2017年9月時点 \2,300前後
食材を入れるだけなら、この 25L で十分な大きさです。2L のペットボトルが横にしないと入らないのが少し不便です。2L のペットボトルを縦に入れたい場合は一回り大きな 35L サイズを買っても良いかもしれないです。
安かったですが、特に壊れる様子もなく、猛暑の日でもしっかり保冷できていたので、良い買い物だったと思います。近くのホームセンターやイトーヨーカドーでかならず見かけるので、メジャーな商品なのだと思います。
保冷剤:アステージ ガツンとこおるくん(ハードタイプ)1000
2017年9月時点 \600前後
この保冷剤、ものすごく冷たいです。-15度で冷やしてくれるので、肉を直に置くと凍っちゃってちょっと困るくらいに冷えます。この保冷剤の上にビールを置いておくと、すごく冷えるので友達が喜んでました(笑)
キャプテンスタッグの25Lのクーラーボックスには、1000gのサイズがぴったりでした。
食器:キャプテンスタッグ レギュラータイム キャンピングセット M-1201
2017年9月時点 \1,700前後
紙皿+紙コップだと風で飛ばされて面倒なのと、ゴミが増えてしまうのが嫌で食器セットを買ったんですが、すごく良かったです。
まず、公式に良いのかわからないのですが食洗器で洗えました。近くのホームセンターのポップに手書きで「食洗器可!」と書いてあったので試してみたのですが、変形もなく、きれいに洗えています。洗剤の研磨剤のせいか、ツルっとしていた表面がすこしくすんできましたが、気になるほどではありません。
お皿が3種類とコップ1種類が入っているのですが、わりとケースに余裕があるので、この中に、コンロの網+食材用トング+まな板、キッチンバサミなどの調理器具も一緒に入れておけます。スーパーの袋にベタベタになった食器や調理器具をまとめて入れてケースにしまっておき、帰宅後に全部食洗器に突っ込んで片付け完了。すごく楽ちん。
コンロの箱やクーラーボックスの上に重ねるのにちょうどよい大きさなので、持ち運びも簡単です。
付属していたスプーンとフォークは使っていません。あんまりBBQで使うタイミングってないんですよね。
食材用トング:キャプテンスタッグ BBキュート マルチバーベキュートング30cm
2017年9月時点 \500前後
上記の食器セットのケースにぴったり収納できる大きさです。トングを閉じて置くストッパーがついているので、テーブルの上で邪魔になりません。見た目もかわいいし、表面がサラサラしているせいか、汚れがこびりつきにくい気がします。
バケツ:メーカー不明 吸い殻収集缶
2017年9月時点 \1,700前後
お金を払うBBQ場には消火用のバケツや炭置き場があるので、わざわざ買う必要はないのですが、管理されていない無料の場所では必要なので購入しました。炭をすぐに消火したい時はバケツの水に火のついた炭を入れるので、プラスチック製品だと危ないです。
嵩張らず、ブリキ製の、蓋がついたバケツ・・・を探していたら、吸い殻収集缶がぴったりだったので、ちょっと変かもしれませんがバケツとして使っています。普通のブリキのバケツって、口が広がっているために結構場所をとってしまって邪魔なんですよね。他の機材と重ねられるわけでもないし。
移動の際は、下記に挙げる火消し缶を中に入れています。
火消し缶:アサヒペン 油性用丸缶 KMP-4
2017年9月時点 \400前後
本当は使っちゃだめだと思うのですが、ペンキ缶を火消し缶として使っています。ふたの真ん中に小さな穴をあけて、密封されすぎないようにしています。密閉したまま消火してしまうと開けられなくなります。
行きは未使用の炭と、前回のBBQで残った消し炭を入れて行き、帰りは消し炭と未使用の炭とコンロに敷いたアルミホイルのゴミを詰めて帰っています。
火のついた炭を入れるとものすごく熱くなって危ないので、我が家では金属製の鍋敷きの上に熱々の火消し缶を置き、水を捨てたバケツをかぶせておくようにしています。バケツも少し熱くなってしまうのですが、少しマシかなと。この辺りはまた別に記事に書く予定です。
消耗品
上記の必要最低限の設備のほかに、毎回必要な消耗品を紹介しいます。消耗品はネットでちょこちょこ買い足すより、近所の100均や薬屋さんで手に入るものをそろえたほうが良いと思います。こだわったほうが良いものがあれば、ちょっとだけ力を入れて紹介します(笑)
炭:炭魂 大黒オガ備長炭 一級品 長時間燃焼 10kg
2017年9月時点 \2000前後
コンロを買うときにAmazonで「よく一緒に購入されている商品」に掲載されていたので、あまり気にせずに購入したのですが、すごく良い!商品紹介にある「燃焼時間が長い」というのは本当で、3~4時間程度のBBQなら炭を追加しなくても十分持ちます。あまり細かい味の違いは判らないですが、火力が安定していて肉が焦げまくることもなく、美味しく焼けています。普通の木炭と比べると着火は難しいようで、上記の「火起こし達人」の併用をお勧めします。
5人くらいで3~4時間程度のBBQなら8回分くらいの量が入っています。箱ごと持っていくと邪魔なので、火消し缶に1回分の炭を入れ、予備を少しだけ袋に入れて持って行っています。
着火剤:チューブタイプのもの
2017年9月時点 \400前後
ホームセンターなどで手にはいるもので良いと思います。上記の「火起こし達人」を使う場合は着火剤を使わなくても火が起こせるので、保険程度に持参しています。基本的に使わないので、湿気る心配のないチューブタイプにしました。
割り箸:大量に入っているものが便利
2017年9月時点 \200前後
火おこしの時に10本ほど(「火起こし達人」を使う場合)、食事の時に人数分+とりわけ用などで15本ほど使用するので、たくさん消費します。100均で80本、ホームセンターで200本入りのような、大量に入っているものが良いです。材質は何でも良いです。
新聞紙:なんでも良いです
2017年9月時点 \0前後
火おこしの時に、割り箸に火が付くまで使うだけなので、1回につき半ページあれば十分です。大量に使うと煙がすごくて大変なおすすめしません。カラーのインクが付いた紙は避けたほうが良いような記事をたまにみますが、大量に使わないので、違いが判りませんでした。
紙コップ:なんでも良いです
2017年9月時点 \100前後
キャプテンスタッグの食器セットにコップが4個入っているのですが、ゲスト家族が来た時に足りなくなるので、紙コップを使っています。また、焼きおにぎりやトウモロコシを作るときに紙コップにしょうゆを入れて刷毛で塗ったり、そうめんを配るときに使えたりして、たくさんあると便利です。
ゴミ袋:スーパーの袋などを4枚ほど
2017年9月時点 \0前後
お住いの地域のゴミ分別に合わせて、ゴミ袋を用意します。我が家のBBQではゴミが少なくなるように、肉のトレーは下準備のついでに家で捨てておいたり、紙皿を使わないようにしたりしているので、スーパーの小さな袋でじゅうぶん間に合っています。
キッチンペーパー:あると便利だけどなくても良い
ティッシュ替わりに使ったり、後片付けでかるくお皿をふくのに使用しています。
ガスコンロ用キッチンクリーナー(シート):アルカリ電解水のもの
2017年9月時点 \100前後
アルカリ電解水を含んだキッチン用のお掃除シートを持っていくと、コンロやテーブルの掃除が楽ちんです。手荒れが心配な人はゴム手袋必須。