identity v という、スマホ向け鬼ごっこゲームを快適に遊びたくて、頑張ってみた記録です。
私のスマホやタブレットは少し古くてパワー不足のため、操作がカクカクして上手く動かせませんでした。うちにあるスペックがまともな機器がMacだけなので、これで遊べば快適なんじゃない?と頑張ってみました。
Android のゲームができるエミュレーターはいくつか公開されていたので、片っ端から試してみました。
結論だけ先に書くと、惜しいところまで行ったけど今の所無理、でした。
Windows10を買おうとしたら、オンラインコード版よりパッケージ版の方が2000円も安くてびっくり。パッケージ版のほうがDVDや箱、運送料のコストがかかってるのに、なんでだろう。
期待していたこと
- WASDのキーで移動ができること
- マウスで視点移動ができること
- 他のキー(SpaceやEnter、文字)に板倒しや調整コマンドをマッピングできること
Macのスペック
$ system_profiler SPSoftwareDataType
Software:
System Software Overview:
System Version: macOS 10.13.6 (17G65)
Kernel Version: Darwin 17.7.0
Boot Volume: Macintosh HD
Boot Mode: Normal
Secure Virtual Memory: Enabled
System Integrity Protection: Enabled
Time since boot: 2:00
$ system_profiler SPHardwareDataType
Hardware:
Hardware Overview:
Model Name: iMac
Model Identifier: iMac18,2
Processor Name: Intel Core i7
Processor Speed: 3.6 GHz
Number of Processors: 1
Total Number of Cores: 4
L2 Cache (per Core): 256 KB
L3 Cache: 8 MB
Memory: 32 GB
Boot ROM Version: IM183.0161.B00
SMC Version (system): 2.40f0
NoxPlayer ver1.2.1.0
https://jp.bignox.com/
「identity v mac」で検索した時に、結果上位にくるNoxPlayerをまず試してみました。
インストールも起動も楽々簡単。googleのゲーム用アカウントでログインし、ゲームを起動してみたところ・・・
ゲーム画面からキャラクターやアイテムが消えてるーーー!
WASDで歩けるし、マウスで視点移動もできるし、キーマッピングもできるのに・・・、暗号機が見えないのはゲームの性質上キツイ。
画像はチュートリアル画面なのでハンターがいないのですが、もしかするとハンターも表示されないかもしれません。
ゲームをするのは無理でした。
ちなみに、メモリ不足の可能性を考えて、NoxPlayerの右上にある設定ボタンから、メモリのサイズを4096MBに変更しましたが、効果はありませんでした。
また、NoxPlayerの実体はVirtualBoxなので、VirtualBoxでディスプレイ周りの変更をしてみたりもしましたが、解決方法が見つからず。
MUMU ver.1.4.4
http://mumu.163.com/
identity v の制作会社 NetEaseが開発したらしい、MUMUというエミュレーターを使ってみました。
中国語のアプリなので、インストールが難しかったですが、なんとかGoogleアカウントまで設定。
いざ、identity v をダウンロードしようとしたところ・・・中国版 identity v の「第五人格」しかダウンロードできませんでした。identity vと検索しても出てこないんですよね。
中国版はやるつもりがないし、よくわからず断念。
BlueStacks ver2.0.0
https://www.bluestacks.com/ja/index.html
まず、identity v をインストールするところまではつまづくことなく、とても簡単でした。
そこからの道のりがなかなか大変。。。
メモリ不足解消
identity v を起動すると、メモリ不足のメッセージが表示されるので、ユーザーフォルダのライブラリにある、次のファイルをテキストエディタ(Atomとか)で開いて変更します。
/Users/ユーザー名/Library/BlueStacks/Android/Android.vbox
<Memory RAMSize="4096"/>
RAMSizeが1GBだったので、4GBに変更しました。
参考元:https://www.clipzui.com/video/v2z3r4j3u2s5f3f46505g4.html
キーマッピング
次に、キーマッピングをしようとしましたが、なぜか設定画面が開かない。右下にあるキーボードマークかと思ってたんですが、押しても反応しない。
ネットで調べてみると、Aurora 2 というアプリで BlueStacks のマッピングが作れるらしいので、この動画を参考に作ってみました。
https://www.clipzui.com/video/v2z3r4j3u2s5f3f46505g4.html
Aurora 2 :http://www.mediafire.com/file/gxtfj6kj60shjgg/Aurora+2.zip
公式サイトからダウンロードできなくなっているので、このリンクからダウンロードしたファイルはウィルスチェックをしてください。
動画を要約すると、
- BlueStacks でゲームの画面を表示
- Aurora 2 を起動
- 上から二つ目にある網目のボタンを押し、ゲーム画面にグリッドを合わせる
- グリッド上でマッピングしたい位置をクリックし、キーを設定する。
- 操作パネルの上から一番目のウィザードっぽいボタンを押し、アプリ名、Application ID(identity v は com.netease.idv.googleplay)を入力
- Create in BlueStacks’s default folder のチェックは外す
- Create ボタンで保存
- /Users/ユーザー名/Documents のフォルダにできた「com.netease.idv.googleplay.cfg」というファイルを、/Users/ユーザー名/Library/BlueStacks/InputMapper/ というフォルダに移動
- BlueStacksのゲームを再起動するとマッピングが反映されます
Aurora 2 で設定できるキーボードや操作に限度があったので、その後、自分でBlueStacksのcfgの書き方を調べて、最終的にはこんな風にしました。
#Identity v
#Aurora 2 keymapping tool
[origin]
Author =
Rating = Label2
[keys]
W = SwipeHold Up (10,70,5)
S = SwipeHold Down (10,70,5)
A = SwipeHold Left (10,70,5)
D = SwipeHold Right (10,70,5)
Space = Tap (92,84)
V = Tap (88,68)
C = Tap (81,80)
X = Tap (82,97)
E = Tap (70,77)
Up = Swipe Up (70,40,5.33)
Down = Swipe Down (70,40,5.33)
Left = Swipe Left (70,40,5.33)
Right = Swipe Right (70,40,5.33)
[guidance]
W = Swipe Up
S = Swipe Down
A = Swipe Left
D = Swipe Right
Space = 板
V = 走る
C = 歩く
X = しゃがむ
E = 調整
[gamepad]
[opensensor]
Mode =
マウスの視点移動が上手く動かなくて、矢印キーで視点切り替えにしたのですが、まぁ操作しにくいこと。
BlueStacks2の仕様なのか、二つの操作を同時にできない(歩く+視点切り替え)ようで、動かしているとカクカクしたり、たまに止まります。
これじゃあゲームできないよ・・・
Windows版だとバージョン4まで出ているので、この辺りの問題は解消されているかもしれませんが、Mac版のバージョン2では限界でした。
ちなみに、Wine系のアプリをいくつか使って、Windows版のBlueStacks3や4を動かそうとしてみましたが、上手く起動しませんでした。残念。
MEMU(Windows版のみ)
https://www.memuplay.com/home/Home/V2?l=jp
BlueStacksを使うためにWine系のアプリを入れたので、Windows用のAndroidエミュレーターも動かしてみました。
結果は、起動できません!
まとめ
ネットの情報を片っ端から集めて試してみましたが、動きませんでした。
実はここに書いた方法以外にも、android studio のエミュレーター、Andy、Remixなども試したのですが、上手く行きそうな目処がたたずに早々に諦めています。
BootcampでWindowsを動かせば良いんでしょうが、ゲームのためだけにWindowsを買う気にもなれず・・・
もし他にも「こんな方法があるよ!」とご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。